雪の降った先日、年齢の近い いとこのゆきちゃんが、癌で亡くなりました。
とても頭が良くて、大学を出てすぐ、海外でバリバリ仕事をこなしていた、自慢したくなるほど素敵で尊敬できる女性です。
むかーし、ゆきちゃんの妹、瑞穂ちゃんと、ニューヨークで働くゆきちゃんを訪ねて遊びに行かせてもらった時も、
笑いながら、アメリカの方達と、フランクに話す彼女を見て、
『こうやって世界と繋がり、人種を越えて笑顔になる、、それが世界を平和にしてくんやー』と、まじめに感じたのを覚えています。そして、
自分の意見を、理路整然と話す彼女が、眩しいくらいかっこいいなぁーって思いました。
彼女はたしか、2008年、癌が見つかり、日本とその頃暮らす ニューヨークやカリブとを行き来し、新薬の開発で 韓国で治療したり、ご主人や子供達、そして両親、家族の愛に支えられて体調も随分良くなったように見えました。5年目で癌が発見されなければ、完治。と、よく聞きます。8年経っていたのに、、本当に悔しくて、残念で、、
ゆきちゃんを訪ねた旅行では、グランドキャニオンにも行きました。小型の飛行機は、揺れてドキドキしたけれど、、、、
目の前に広がる とてつもない風景は、美しすぎてうっとり、崖が恐ろしかったり、なんて人間ったらちっぽけなんだ、と、思ったり。感情は次々に。
青すぎるくらいの空と、様々な赤土の色。太陽や、雲の流れ方で地層が輝き、万華鏡のようにいろんな顔を見せてくれるグランドキャニオン。
自然の芸術を見て、
3人とも、泣けてきたり、笑ったり。ちっぽけだけど、これからも、できることやっていくぞーと、
若かりし私達は、前向き素直な気持ちが湧いて、大きな声で叫んだのも、いい思い出です。最後は3人ケラケラ笑っていました。
ケラケラ笑うので、また思い出したけれど、ブロードウェイで、『ブルーマン』を見せてくれたのも、楽しかった。全身青の男性達が、無言で繰り広げる笑いのパフォーマンス。
随分前に日本にもブルーマンがやってきているけれど、その頃はまだ、ニューヨークで面白い集団がいるぞ。と、いう時期。
語学がまだまだな私に、言葉のいらないブルーマン。ゆきちゃんよ、ありがとう😅 💦💦言葉を越えて、沢山笑わせてもらいました。
ゆきちゃんがテレビに出る。と聞いた時もワクワクしました。『こんな所に、日本人が〜』に(‷ˊᗜˋ‷)わぁー
正直、カリブでご主人、子供達とどうやって生活しているのか、想像もつかなかった。
日本人、ゆきちゃんだけ。そして、セントビンセント・グレナディーン諸島とは、いったいどこだい?と、どうやって島に行けるのか?病気のことも心配だったし。
番組を見て、優しい笑顔のゆきちゃんが印象的で、島の人にも大人気で、あー幸せで良かった。と、あったかい気持ちになれました。そして、たくましく母は強し。というのも感じました。
目を閉じると、ゆきちゃんの笑顔が 浮かびます。病気では沢山大変だったけれど、
沢山の人と笑ってきたのも、ゆきちゃんだからできたこと。小さな身体で、人の何倍もいろんな経験をしてきたのがわかります。尊敬します。
この間、伊勢に来てくれた時も、沢山話せて。沢山笑いましたよね。元気だったのに。。
亡くなった日は、雪。
冬にしては珍しく、雪の後に入道雲が出ていて。母親と不思議ね。と、眺めていました。
ゆきちゃんが いつか絵本を作りたい。と、わんこが主人公の物語を考えているんだと 教えてくれました。
その雲が、モコモコ柔らかくて元気なかんじで、モコモコ犬、描いてみようと今思っています。こうやって、ゆきちゃんは、亡くなってしまったけれど、まだ、ボォーッとして気持ちは揺らぎますが、いい時間を、ゆきちゃんとも過ごさせてもらったこと、感謝しています。
忘れていた訳ではないけれど、
遠い昔の思い出が、不思議なくらい鮮明に、風景も鮮明に蘇ってくるのが 驚きです。
こうやって、いつでも、笑顔のあなたに会える方法を見つけました。
ゆっくり休んだら、また、世界中を、飛び回って下さいね。ありがとうね。ゆきちゃん✨✨✨